Interview
皆川 英嗣 / Minagawa Hidetsugu
第一施工管理部 次長 1990年入社
- あなたの仕事内容について教えてください
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2019年4月から、社員6人、作業員20人ほどの現場事務所の所長として、現場を統括しています。
12月までの工期の間、建設工事における現場代理人として、主に発注者との打ち合わせや下請け業者との交渉、地元の関係先との調整などを行っています。
大規模な現場になると、複数の下請け業者が作業に加わることが多く、同時多発的に工事が進行していきます。そこで、図面を把握するだけでなく、完成のイメージを思い描きながら、全工程を管理するようにしています。今後起こりうる事態を常に予測し、品質を追求しながらも最後まで事故がなく安全に作業を完了できるよう注意を怠らないように心がけています。
- あなたの働き方と、一日の仕事の流れを教えてください
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農業基盤整備の実績が豊富な当社では、夏場は農業土木の工事が比較的多めです。農作業が本格化する春先や、お盆明けは作業が集中しやすく、一年の中でも特に忙しい時期。冬場は橋梁工事などがあり、施工現場にあわせて事務所も移転。施工内容によって働き方も変わってきます。
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午前7時30分〜正午
出社前に天候を確認し、当日の作業内容をシミュレーションしておきます。現場では通常7:30に始業・朝礼。午前中は現場を巡回し、資材や人員の配置などを確認しながら施工管理スタッフに作業を指示します。
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午後1時〜午後5時30分
発注者である行政担当者との打ち合わせや、作業関係者との打ち合わせ、さらには地元関係者へのヒアリングなどさまざまな交渉にのぞみます。その間に資材の発注や、翌日の工程管理の調整なども行います。
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- これまでに苦労したことや、醍醐味を感じたことについて教えてください
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一般的に、工期は4月から12月まで。その間、悪天候の場合は作業が中止になり、雪が積もってしまうと作業はできなくなりますが、工期内に作業を完了させなければなりません。時には、工期終了の前日まで夜を徹して作業しなければならないこともあり、現場の作業員の方に状況を理解してもらうのに苦労することもあります。そうした困難な時こそ、義理や人情で動いてもらえることが多く、日頃からの信頼関係の積み重ねが重要だと感じます。
現場では、自分の指示ひとつでみんなが同じ方向を向き、指示に従って動きます。的確な指示を出すことが求められるため責任も重大ですが、それ以上にやりがいは大きいです。
- 今後やってみたいことについて教えてください
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若い人材をどんどん育てたい。そして、育てられる環境づくりにも力を入れていきたいです。
現場では些細なミスが重大な事故につながってしまったり、工期やコストにまで影響が及ぶこともあるため、業務の厳しさや辛さを経験することも時には必要です。その上で、真面目な人、器用じゃない人など、一人一人の個性を見極めながら、こまめにコミュニケーションをとることが若者を育てる上で大切なことだと感じています。
経験を積んだら、基本的には仕事に口を出さず任せるのがいいと思っています。上から細かく指示を出すよりも、自分自身で考えてのびのびと仕事をしてほしい。困ったことがあれば、いつでも相談に乗ります。
- 休日の過ごし方、楽しみは何ですか?
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もともとマラソンが趣味でしたが、2018年からトライアスロンを始めました。休日だけでなく、出社前や退社後にサイクリングや泳ぎに行くこともあり、毎日のトレーニングが楽しみでもあります。
2019年は、トライアスロンの大会にも出場する予定で、完走することが目標です。大会前の体づくりに向けて、一日の時間管理を意識し、計画的にトレーニングをしているのですが、結果的に仕事にもメリハリが生まれ、効率よく働けるようになった気がしています。
- これから入社される方へひとこと
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現場は20代、30代が多く、和気あいあいとした雰囲気。明るいだけでなく、他社と比べても技術力が高いと自負しています。
形に残る仕事だからこそ、すぐに面白みも味わえるはずです。ぜひ一緒に、地域に残るものをつくりましょう。